台東区立下町風俗資料館で江戸時代のおみくじが引けるということで訪れてみました。
台東区立下町風俗資料館外観
台東区立下町風俗資料館は不忍池の横にありました。
一見、蔵のような外観です。
ちょうど梅雨時期に訪れたので、目の前にある不忍池には青々とした蓮の葉が生い茂っていました。
台東区立下町風俗資料館のおみくじ
入口で入館料を払って(一般・300円)から進みます。
再現された長屋の路地に、稲荷神社がありました。
神社横におみくじが引けるスポットがあります。
つい、いつもの習慣で初穂料を入れたくなるのですが、館内の展示の一部のため不要です。
おみくじと書かれた箱を持ち上げて振り、棒を出します。
棒に書かれた数字のおみくじを引き出しからいただきます。
内容は漢詩で書かれた元三大師百籤です。
ありがたいことに大吉を引きました。
元三大師百籤は3割凶が入っていますが、下町風俗資料館のおみくじは凶が抜かれているので安心です。
江戸時代のくずし字のため解読は難しいですが、現代語訳が載った冊子がおみくじの棚の上に置かれています。
英訳の冊子も隣に置かれていました。
ちなみに11番大吉の解釈は「天空に高く上がった矢のように成功する」です。
といっても空中の矢はいつかは失速して落ちる運命なので、あまり舞い上がりすぎないように、という戒め付きですが……。
- 関連リンク:おみくじの順番
台東区立下町風俗資料館の展示
下町風俗資料館は、おみくじだけではなく駄菓子屋、長屋、銭湯の番台の展示があります。
フラッシュ撮影禁止ですが、写真撮影は可能です。
昔懐かしい暮らしの様子や、調度品を間近に見ることができました。
その一部を紹介します。
長屋の駄菓子屋
色とりどりの駄菓子がフォトジェニックです。
駄菓子屋の押入れには布団も入っていて、生活感タップリでした。
長屋の銅壺屋
銅壺とは銅板で作った湯沸かし器のことです。
銅壺をはじめ鍋・やかんなど銅を材料とする器具を作ったり修理をするのが銅壺屋です。
銭湯の番台
区内の銭湯で実際に使われていた番台です。
本物の番台の座り心地が味わえます。
昭和の一般家庭
ちゃぶ台を前に座ると、そこで生活しているかのような臨場感が味わえました。
台東区立下町風俗資料館まとめ
下町風俗資料館はおみくじだけでなく、駄菓子屋、長屋など昔懐かしい暮らしがリアルに味わえるおすすめのスポットです。
平日に訪れましたが、校外学習で訪れた中学生や、外国人観光客の姿を見かけました。
名称 | 台東区立下町風俗資料館 |
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所在地 | 〒110-0007 台東区上野公園2番1号/交通案内 |
電話番号 | 03-3823-7451 |
開館時間 | 午前9時30分~午後4時30分 (入館は午後4時まで) |
休館日 | 月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)/12月29日~1月1日/特別整理期間等 |
観覧料 | 一般300円(200円)/小・中・高校生100円(50円) ※( )内は、20人以上の団体料金 |
公式HP | http://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/ |